ミニガミッツのマンチカン

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『二都物語』読了。宇宙一かっこいい男、シドニー・カートン

二都物語 (上巻) (新潮文庫)

フランス革命当時のパリ

人々はみな血を求めていた

王族、貴族や、共和国の裏切りを疑われるものは誰でも処刑された

裁判なんてあって無きが如し

陪審員もすべて血に飢えた共和国市民

その場のノリで即死刑、死刑、死刑

ラ・ギヨティーヌ (フランスでは女性名詞でギロチンをこう呼んだ) が猛威を振るった

男も、女も、年寄りも、子供まで

貧しく、圧せられ、復讐心に燃える市民たちはみな

返り血を浴びて、狂喜乱舞していた

まさしくうつし世に現出したる地獄


その地獄の狂乱の中

それら狂暴な本能が火と燃える大海の中で

シドニー・カートンだけは一人冷静に歩を進めていた

フランス人でもない彼だけが!

「どこに向かって?」

当然愛する女のところ

「何のため?」

当然愛する女のため

「愛する女を救い出すため?」

否、カートンはそんな普通のヒーローじゃない

シドニー・カートンは

おお、彼こそは

愛する女のため、その女の伴侶の身代わりとなって断頭台に立つ男なのだ!


心を決めた後の彼の、なんと凄まじい行動力、冷徹さだろう

他に方法はないというようなやり方でスパイを追いつめ、身代わりとなるチャンスを得

ああ、もう当然

ダーニー(愛する女の伴侶)の獄する独房に入るときは満面の笑みで

実に手際よく薬物を使って彼を気絶させ、運び出した

前半の、飲んだくれの処置なしカートンーーー能力も立派なれば、心も美しいのに、力の正しい使い道を知らず、自らの幸福をつかむこともできず、我とわが身をむしばむ病根のことはよく知りながら、寂しいあきらめの中で、みすみす朽ち行くに任せているとでもいった男だったーーーとはなんという違いだろう?

ともかく、彼はやった、立派にやり遂げた

もっとも崇高で神聖な、自己犠牲の愛の体現者に、彼はなった


おお、カートン

無邪気なギヨティーヌ、赤ワイン好きのギヨティーヌが

君の頭と身体、魂と肉体に別れの口付けを交わさせたとき

君には何が見えた?

人生の意味が

宇宙の真理が

永遠の愛が

君には全て手に入ったんだろう?


分かったよカートン

君の人生には、男が学ぶべき全てがある

まず死ぬことから始めよ

ってことだね

男は、どうやって生きるかなんて考えてちゃいけない

どう死ぬかを

迷うことなく死ぬ覚悟を

それだけが男が人生で求めるものなんだね

それを手にした者だけが

ああ、あの磔にされた方の様に

1000年名を残す



Oh My Bonnie

君の愛する人の為に死ぬ幸運を

僕は得られるだろうか?

いや、得られるかじゃない

まず死ぬ

死んでやる

いつだって死んでやるんだ!


Oh ギヨティーヌ
連れて行っておくれよ
Oh ギヨティーヌ
どこまでも行こう
Oh ギヨティーヌ
見返りなんか求めやしないよ
Oh ギヨティーヌ
どこまでも行こう




どうもシドニー・カートン、じゃなかった
鉄星でした。

チャールズ・ディケンズの代表作の一つ、二都物語は脳髄に直撃、必読の一冊でした。オススメです!!





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