ミニガミッツのマンチカン

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エヴァンゲリオン新劇場版:Q ネタバレあり




どうも、お久しぶりです。沢山人沢山(@takusanzin)です。

本日は、いま巷で話題の映画
「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」を取り上げようと思います。

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まずは、「なぜ今回、僕がブログでこの映画を取り上げるのか?」
から説明していきたいと思います。

連日超満員の話題作なので、上記のタイトルを全くご存じない方は少ないのではないかと思います。

僕の友人である鉄星さんもご多分に洩れずこの映画を心底楽しみにしていました。僕もエヴァンゲリオンの熱心なファンというわけではありませんが、
テレビ版 旧劇場版 新劇場版「序」「破」
と一通りは鑑賞していたので、公開期間中には絶対観に行くぞ!
とそこそこ楽しみにしていました。

僕自身は、「公開中には行こう」くらいのテンションでしたが、今年度最高傑作に違いないと多いに期待を抱き、公開当日に観て来た鉄星さんから

「やらかした」

「心底絶望した」

という旨のメールが届いたため、あちゃー、また庵野さんやらかしちゃったか〜。じゃあ、ネタバレが完全に出回る前に、先に観ておこうかなと僕も昨日、映画館に足を運んで参りました。

で、僕の結論から先に申し上げますと

僕は、「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」
を終始面白いと思いながら観ることができました。

もちろん、今年度最高傑作!生涯ベスト級!とまでは思わなかったですけど。

映画の感想で鉄星さんと意見がまっぷたつに分かれる。こういった現象は僕たちにとって、割と珍しい出来事であります。
そして、映画鑑賞後、Qに関する様々な人のレビューを読みましたが、「がっかりした」 「絶望した」 「もう観ない」と言った感想が非常に多かったように思えます。

昨日までは、4点台後半だったYahoo!のレビューが一夜明け、3点台前半になっていることを鑑みても「期待を裏切られた」といった感想を抱いた人が多かったのではないでしょうか?

なので、今回僕が、この映画を取り上げる理由は、

鉄星さんのように、エヴァンゲリオン新劇場版Qを心底楽しみにしていた人で、鉄星さんと同じく、観終わった後、心底絶望した人を対象に、こう考えれば、あの駄作と考えていたQもちょっとは面白く感じられませんか?僕は、こういった視点で鑑賞し、そこそこ楽しめましたよ。

といったスタンスでお送りしていきたいと思います。「1800円損した」、「楽しみにしていた時間を返せ」と嘆くエヴァファンの皆さん。僕のブログを読んで少しでも気持ちが和らいでいただければ幸いです。

それでは、スタートです。

まず、僕が他の人の感想を読んでいて、非常に気になった点があります。それは、「難しかった。」とか「わけがわからなかった」といった抽象的な感想が多い点です。しかし、本当にそうでしょうか?僕は、今回のエヴァは非常に分かりやすい展開だったと感じました。というか、今回のエヴァは、ストーリー上の進展がほとんどない。

大まかにいうとストーリーの流れと要点は下記のみになります。

①シンジ君が綾波を救い出そうとして覚醒し、3thインパクトが始まった。しかし、それをカヲル君が槍を刺して途中で止めたのが劇場版「破」のラスト。

②そこから、14年が経過。
〈要点〉 
・ネルフは4thインパクトを起こそうとしているゲンドウ組(ネルフ)と阻止しようとしている葛城組(ヴィレ)に分裂している。(ヴィレに空中戦艦「AAAヴンダー」があること以外、劇的な変化は0に思える。おそらく、ネルフとヴィレでだらだらと小競り合いを続けた。)
・ネルフもヴィレの人たちも見た目にほとんど変化が無い。
・運命を仕組まれた子供たちは、14年経っても全く変化がない。

③シンジ君、(ヴィレ側に捕らえられていて)目を覚ます。

④シンジ君、ネルフ側に移動(葛城さんはシンジ君を殺せるタイミングがあったが殺せず)。

⑤シンジ君、3thインパクトの真実を知る。

⑥シンジ君、綾波を助けるためには仕方が無かったと事実を正当化。

⑦シンジ君、カヲル君に槍を抜けば3thインパクト後の世界を元に戻せると教えられ、素直に信じたシンジ君はカヲル君とエヴァに乗ってや槍を抜きに行く。

⑧カヲル君の当初の予想と現実の認識違いで槍を抜いたら4thインパクトへ突入!

⑨カヲル君、責任を取って自害

⑩4thインパクトが止まる。 完

たったこれだけです。14年間何も起こっていなかったのに、シンジ君が目を覚ましたら、一気に3→4thインパクトへ。たったこれだけのストーリー。今回はネルフとゼーレのストーリー展開上の絡みがほとんどないため、謎が少なく、状況を飲み込みやすくなっています。また、普通に観ている人に「リリイ」や「リリス」といった言葉の定義をはっきり認識させないまま、多用することでストーリーを分かり辛くしているのはいつものことなので、今回特に「わからない」といった原因になることはあり得ないでしょう。僕自身、カヲル君、人と会話するときは普通に「人間」って言ってくれないかな?っていつも思います。

つまり、「わけ(ストーリー)は、わかった。けれど、こんなストーリーにするなんて理解が出来ない。」や「なぜ、劇中の人物たちがこんなにもアホ(観客が普通ならこう動くだろうと考える行動を何の説明もなく登場人物たちが取らない状況)だらけなのだろうか?理解出来ない。」といった感想ならば、僕も非常に納得できますが、ストーリー自体は、「なぜこのようなものにしたか?」をひとまず置いておけば非常理解しやすいものだったのではないでしょうか?

そして、僕がなぜ、今回の突飛な(常人では理解し難いストーリー)に、自ら自然とリアリティーラインを下げ、「?」や「絶望」を抱かずにストーリーを追っていけたのかについて説明します。

それは、僕が「エヴァに過度な期待を抱いていないこと」と「勝手にメタ的な視点を入れて楽しんでいること」が大きく影響しています。

上記のストーリー・要点を読んでいただくと分かるように、今回は、ストーリー進行上の鍵を全てシンジ君が持っています。シンジ君以外の登場人物は、世界にほとんど意味をなしていないといっても良い。
シンジ君がいないと、14年間も世界が停滞してしまうことが描かれた後、シンジ君が目覚めると、一点し、世界が劇的に変わって行く。また、周り(ミサトさん)は、シンジ君が生きていると世界が終末(4thインパクト)に向かって動き出していくことが分かっていながら、殺すことさえ出来ない。そして、前回までで凄まじく成長を遂げたと思っていたシンジ君が全く成長していない。

僕は、序・破も含めてこの映画のストーリーが、この映画の作り手(監督)たちの思想や製作環境と実にリンクしているのではないかと、妄想を膨らませて観ていました。

エヴァンゲリオンは、1995年のテレビアニメ版の頃から20世紀最先端のアニメとして多くのファンの心を鷲掴みにしてきました。従来までのアニメとは異なる「次世代」を感じさせるアニメーション。
これが分からないようでは、あなたの感性は遅れている。当時小学生だった僕もそんな時代の雰囲気をひしひしと感じていました。

しかし、当時から、エヴァンゲリオンは、凄く面白いけど「最後は意味が分からなくなってしまう作品」でもあった。伏線は最後まで回収されず、最後は意味が分からないまま終わってしまう。

僕のような、芸術や前衛をあまり理解出来ない(分かりやすくいうと、生涯ベスト映画に2001年宇宙の旅と答えるような人を信用していない)人間にとっては、この部分こそが、この作品の落としどころでもありました。

確かに面白いのかもしれない。というか、面白い。けれど、わざと難解にしているだけで、伏線の回収も出来ずに、作品の結末をうまく示すことが出来ていない作品。つまり完璧ではない、あくまでも惜しい作品である。

僕でなくともエヴァンゲリオンにこのような評価を下している方は多いのではないでしょうか?

そして、庵野監督自身も、今回、新たに映画化するにあたって、「そのような世間の評価」に対するコンプレックスが一つのモチベーションになっていたのではないかと思います。

庵野監督は所信表明でも「12年間エヴァより新しいアニメはありませんでした。」と言いきる自信家です。

僕は、この所信表明を読んで、僕みたいな評価を下している人たちをひっくり返すような、ギャフンといわせるような作品を撮るぞっていう意味だろうな。そいつは楽しみだ。ワクワクするぜ〜。と2007年に思ったものです。

そして、序・破・Qの公開まで来たわけですが。

序と破は、ファンの歓迎を持って迎え入れられました。破に関しては、僕が観た普通のシネコンでは映画公開からしばらく経っていたのにも関わらず、最後スタンディングオベーションがある程でした。
本当に面白かった。

しかし、僕の中には、一方で意地悪な思いもあった。
序・破はあくまでも、テレビ版当時から非常にうまくいっていた部分の焼き直しに過ぎない。本当に重要なのはQ以降だという思いです。

そして、Qの上映が始まったわけです。



ああ、エヴァンゲリオンが帰って来た。

「破」では、あんなに成長したと思っていたシンジ(庵野)君。10年以上の時を経ているみたいだけど、やっぱり何も成長していなかった。相変わらず現実(世間)とは全く離れたところで一人勝手に悩んでいるな〜。

エヴァンゲリオンが帰って来たな〜。

シンジ君を支える周りのスタッフも10年以上経っているのに、ほとんど見た目の変化がない。精神的にも全く変わっていないように思える。それにしても、周りのスタッフ、もうちょっとシンジ君にきちっとした説明してやれよな。

エヴァンゲリオンが帰って来たな〜〜。

しかし、本当に、シンジ君がいないと何にも変わらないんだな。まあ、いたところで、シンジ君も何にも変わっていないんだけれど。相変わらず綾波(好きなもの)しか見えていないみたいだし。

戦艦・・・ 好きなんだろうな〜。

奇しくもエヴァンゲリオン新劇場版:Qは、所信表明でも庵野監督が言っていたように

・自分の正直な気分というものをフィルムに定着させたいという願い。

・「エヴァ」はくり返しの物語です。

が非常に色濃く反映されたものになっていました。

僕は、監督の人生観やスタンスが作品の内容とリンクしてくるときに、グッと感情が高ぶる傾向にあります。特にそれが監督が「意図して」やったものではなく、意図せずに「なってしまった」ときに一番グッと来るタイプです。そのとき、作品が良い方向に転んでいても、悪い方向に転んでいてもかまやしないのです。

どんなに才能のある人でも傑作を作れるときもあれば、駄作になってしまうこともある。それは、仕方のないことです。けれど、「監督」たるもの、常に自分の魂の入ったものを世に発表して欲しい。

それは僕の思いです。自分は映画を作っている立場ではないので、あくまでも見る側、自分勝手に批評する側です。僕は、自信家が魂を込めて作った作品はたとえどんなに出来映えがよろしくなかったとしても応援していきたいのです。

映画は、監督の人生観が作品に投影されて然るべきなのです。

それに、今回の映画はあくまでもまだ、起承転結の「転」の部分なのです。これを、庵野監督がスクリーンで客観的に見つめたとき、最終の「結」にあたる、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」はどんな作品になっていくのでしょうか?

まあ、それが巧くいこうといかまいと、僕は監督自身の人生観が自然と映画にしみ込んで来てしまうような映画の「結末」を確認せずにはいられない性格なわけですが・・・。

だから、今回の映画も実に楽しめましたし、次回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」も非常に楽しみにしています。

オススメです。











 

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| 映画 | 22:01 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

無理がある

| | 2012/11/21 16:31 | URL |















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