ミニガミッツのマンチカン

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#ヱヴァQ 感想 --それでも次回作を期待してもらえると思うなよ。


どうも鉄星です。

先日、沢山人沢山が「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」についての記事を書いてくれました。
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深読みするのではなく、フラットに、メタ的な視点を取り入れることによって高評価を下す、という貴重な感想だと思います。是非ご一読ください。

沢山人のかなりの長文にあてられて、私も駄文を連ねてみようかと思います。

タイトル通り私は今作については低評価です。
なぜ低評価なのかについて、本当はもっともっと書けそうですが、
3点にしぼって論じさせていただきます。


1. 演出・ディテールが研ぎすまされていない



旧劇場版は、明らかにテレビシリーズとは一線を画すクオリティでした。
表情一つとっても描き込み方、表現しようとするレベルが段違いだった。
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そして、当代随一とも言われる吉成曜含む天才アニメーターらが
つくり上げたジャパニメーション史上至高の戦闘シーンがあった。
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逆シャアのサイコミュ浮遊シーンを思わせ、映像的にも内容的にもそれを超えたサードインパクトがあった。
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ヤマト、ガンダム、くりいむレモン、そしてエヴァ、というジャパニメーションの集大成を感じさせたんだ…

内容的には腑に落ちないところが多々あったけど、それでも圧倒する映像美、アニメーション、異常なディテールがありました。

旧世紀版は編集もトガリ倒していた(スターウォーズの自動扉くらい速い場面切り替えとか)し、
今すぐ絵出せないけど、確か25話か26話のVHSのパッケージなんて「笑顔の自衛隊員」だったぞ!!
あの内容で、攻め込んでくる自衛隊員をパッケージに持ってくるトガリ倒し方に俺はシビレたし憧れたよ・・・


それに対して何だい今作は・・・
セル画じゃなくなったからかい?
泣いて駄々こねたら完璧な作品に仕上げてくれたスタッフがいなくなっちまったからかい??

全くもって細部が輝いていない。
以前だったら、おいしいお粥を描けるどころか、塩と砂糖を描き分けることすらできたんじゃないかと感じさせたが、今作では20代と40代すら描き分けれていない。
もちろん破のときにも「研ぎすまされていなさ」はあったが、破にはそれを補って余りある熱量があった。
(結局面白ければ全て良しか)

演出にしても、旧世紀版なら首輪が光った瞬間にぶっ飛んでんじゃないか?そしてその直後に戦艦が13号機に突っ込んでくる。
その方がヴィレ側のマジさと非情なカッコよさが出る。

トウジのシャツにハッとなるシーンにしても、まずトウジが死んでいる可能性が高いということを説明するシーン(サードインパクトが起こっちゃったんだよ)を先に持ってこなきゃ「ハッ」が目減りだろう。

そして何より「何も・・・成長していない・・・」と思わせたのが、冬月がリリンの王ゲンドウの目的を説明するシーン!!
わざとか!ってくらいに動きのない将棋の絵で、圧倒的な説明セリフで説明する。
もちろんゲンドウの目的を明らかにするのは、絶対必要だし、それをしていなかった旧世紀版の不親切過ぎるところを補っているけれどさぁ。
それにしてもあのS2機関の説明をビデオ化の際に後から取って付けたときとレベル変わってねーじゃん!(あのときはほぼ静止画で小さい声で説明)
今回は時間や金がなかったわけじゃないんだろ!?
映画的な説明をする能力がありませんってことなんだろう!?
せめて母親の真実を知ったシンジ君はもっと驚かせてよ・・・もっと盛り上げれたよあそこは・・・




2. カヲル君が陳腐化



私はホモではないですが、エヴァで一番好きなキャラはカヲル君です。
ほぼ24話一話しか出ていないのにあの存在感、圧倒的です。

今作ではカヲル君が活躍?するのは目に見えていましたし、それに期待していた人(女性多数?)も多かったのではないでしょうか?

今作のカヲル君は・・・全く印象に残りませんでしたね。
少なくとも良い印象は。

まず、旧世紀版でカヲル君が際立つのは、心閉ざしがちのシンジ君にたった一話で心の奥まで踏み込めたってことです。
そこがカヲル君のカリスマたるところです。
しかし今作のシンジ君には、心を閉ざす他者がほぼ存在していません。父親に対してもあまり反発をしていなかった。
てか、世界(ほぼ)滅びて、唯一と言える同年代の友達ができたとしたら、それ必然的にマブ達ですよね??僕でもなれそうです。

そういったカヲル君のスペシャルな部分をほっぽっておいて、
ただ腐女子どもこういうモーホーっぽいのが好きなんだろ?
と言わんばかりの形骸化した演出で、僕の愛したカヲル君は陳腐化しました。

二人の少年に二本のヤリ・・・自らに刺しちゃうし・・・
あまりにも・・・あまりにもです!!

はっきり言って女に媚びるようになったら終わりです。
それは女性を馬鹿にして言うわけではなく、女性の想像力(妄想力)を舐めるな、ということです。
匂わせるくらいにして下さい。
これは、下品というレベルではなく下劣です。


上記の心を閉ざす他者がほぼ存在していない、という点はストーリーのモチベーションにおいても意味があります。
つまり、守るべき他者もほとんど存在しておらず、14年間という圧倒的手遅れ感もある。

ネタバレ注意「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

↑でも指摘されていますが、

「世界を守るお話だったら、まず守られるのがどんな世界なのかを描く」

必要があり、
それが主人公と観客のモチベーションになります。
しかし、Qにはもはやないでしょう・・・ていうか、ないという描写すら全然できていなかった。(これは1.の話ですね)

そんなんだから、シンジ君はカヲル君の

「これ頑張ったらリセットできる」

というあまりにも、あまりにも安易なささやきに引っかかってしまうのですね。
「次勝って取り戻す、次勝って取り戻す」と自分に言い聞かせるギャンブラーのような精神状態・・・まあ、ここは納得はできます。

納得はできますが、観客としてはリセットが成功しようとも失敗しようともどうせカタルシスはない、
ということは分かり切っていますので、何の感情移入も出来ません。モチベーション0です。

つまり、ドグマに降りようとした段階で「詰みである」だったのです。
詰みであり、詰まらないのです。


崩壊後をダラダラと描くQに対して、旧劇場版は世界の崩壊をなんとも芸術的に描けていました。
ヤマアラシのジレンマで、触れることはできないが憧れ続けた世界が崩れていく様を。

旧劇場版というのは、庵野監督が若い頃にトラウマを与えられた
「イデオン 発動篇」をただ安直な死ではなく、L.C.L.に溶けてしまうという不幸とも幸せとも言い切れないサードインパクトを介することによって、現代(当時)の劇場に再び再現する、というのが一つの目的だったように感じます。
皆殺しの富野を、高レベルな芸術に昇華したのです。
それは成功していましたし、それゆえ「ジャパニメーションの集大成」を感じたのです。




3. お前らがA.T.フィールドを使うな!



共感が得られるかは分かりかねますが、
私がガンダムで一番好きなセリフは

クェス・パラヤの
「○○時の方向、プレッシャーになる奴がいる!」

なんです。
ガンダムとはニュータイプである、と考えており、
ニュータイプの世界の感じ方、世界観を端的に表しているこのセリフのことをキーワードのようにとらえていて、好きなんです。


そんな私がエヴァで一番好きなセリフは

カヲル君の
「君たちリリンも気付いているんだろう?A.T.フィールドは誰もが持っている心の壁だということを…」

です。
これこそがエヴァのキーワードだと感じました。

うわー!!
「心の問題」なんていう、完全に文学的なテーマを、
どうして巨大ロボットものでやっちまうんだ!やれちまうんだ!!?
うわー!最高や!日本のアニメは世界一ィィィ〜!!

と、当時エヴァにはまったチルドレンは感じたんじゃないでしょうか?
僕はその中の一人でした。


繊細で傷つきやすく、他者に対して心を閉ざしがちな運命の子供たち
だけが、エヴァとシンクロすることができる。

エヴァに乗っているときだけ「心の壁」であるA.T.フィールドを顕在化することが可能で、それを武器にして、シールドにして戦う!!

A.T.フィールドはまさしく絶対的で、それを用いなければ敵に対抗することはできない。
それゆえ、周りの大人が、組織が、街それ自体が!序では日本全体がっ!!
全てがエヴァを正しく機能させるために存在していた。

人類にはそれしかすべがなく、
汎用人型決戦兵器はまさに汎用で、万能で、唯一のものだった。
そういう描き方をしていたし、それが最高にカッコよかった。

それが・・・
なんだよ・・・
いまさら戦艦って・・・

戦艦なんてのはエヴァを引き立たせるためのものだろ!?
エヴァの踏み台だろ!
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何であんなのがっ!A.T.フィールドを使いこなしちゃうんだよ!?


大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに
大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに
大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに
大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに
大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに大人のくせに

おばさん(綾波風)

のくせにぃ!!

なにが「心の壁」だよ!大人だろうが!!
要領よく演技しろ!愛想笑いを作れ!
俺でもできるぞ!

A.T.フィールドは、エヴァンゲリオンは、テクノロジーで制御できるものじゃないだろ?できちゃだめだろ?
お前らなんて運命に選ばれてねーんだよ・・・


はい・・・残念ですが・・・

今作で・・・

エヴァンゲリオンは単なるテクノロジーの産物に、世俗に落ちました。
そしてエヴァンゲリオンという作品自体が地に落ちたのです。
この14年間何人たりとも触れえることなき上空に座していたエヴァが!

それはすなわち、あのとき確かに世界で一番カッコいいアニメを知っているんだ!と興奮していたチルドレンの、青春の終わりなのです。





これら3点が、私が今作を低評価する理由になります。

後1作残っているということで、本作の立ち位置は前作までで上がり切ったシンジ君を一旦落とす、ということになるというのは誰でも分かると思います。
つまり全体の印象としては鬱々とした陰惨なものになるだろうな〜、と。

そしてそういった作品、「スターウォーズ エピソード5」や、「マトリックス リローデッド」は往々にして評価が高いというのもご存知の方は多いでしょう。

つまりそういうことです。破が限界です。

我々の期待は裏切られ、次作もクソでしょう。
以上です。







唯一の希望として、聞こえてくるとしては、新世紀版は一作ごとに作風を変えているのではないか?というもの。
つまり、富野監督がZガンダムでやったようなつぎはぎのリメイク。

序は言わずもがな、Qは旧であり、旧世紀版コンプレックスをクソで固めたような作品であり、
そして破と、シン(新、真、神)エヴァンゲリオンは・・・

というね・・・もう希望を持つなんて辛いだけだよね・・・


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| 映画 | 23:08 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

とかいってシンもなんだかんだで見ちゃうんだよね。
エヴァの呪縛ってはっきりわかんだね

| 名無しさん | 2012/12/23 10:50 | URL |















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